去年、相次ぐメンバーの脱退という残念なニュースと同時に、去っていったメンバー在籍時の最後のライブ作品(BD+2CD) "Empire" が11月にリリースされるという記事を書いた。
ふじろじっくそして4人が残った…BBTの残念なニュースと楽しみなニュースhttps://fujilogic.blogspot.com/2020/10/and-then-there-were-4-of-BBT.html
いつものごとくしばらく経ってから買うつもりだったけど、結局クリスマス前に自分へのプレゼントという名目で買ってしまったw
Empire (Blu-ray & 2CD)
まず演出面での印象としては、前作 "Reflectors of Light" と比較して音も映像も非常にレベルアップしていると感じた。これは映像制作を Toward Infinity™ という一流の専門業者に一任したためだろう。前作では一部の曲で機材トラブルと誤解されかねないような画面全体にノイズが入る謎の演出?があったからな(~_~;)
前作の Cadgan Hall でのライブ("The Transit of Venus Across the Sun")でも使われたデビッドさんが操作する望遠鏡型の照明が "Voyager" で再登場。Cadgan Hall 3days のうち2日間でこの望遠鏡を使うのを忘れてたらしいけど、そのリベンジの意味もあったのかなw
曲に関しては、正直言うと最新スタジオアルバムの "Grand Tour" が自分的にはイマイチだったのであまり期待はしてなかったんだけど、改めてライブでじっくり聴いてみたら…うん、そんなに悪くないw やっぱ音だけじゃなくビジュアルがプラスされると全然印象変わるもんだね。
最早バンドになくてはならない重要な存在ののニックさん、"The Florentine" の冒頭とラストではデビッドさんとともにフロントに立ってデュエットで歌ったりとフィーチャー度がさらに増していた。
「そして4人が残った」内の一人で勿論なくてはならないリカルドさんのバッキングボーカルも要所を担ってる。
旧曲の方では "Hedgerow" の終盤のアレンジが少し変わってて、レイチェルさんのボーカルがフィーチャーされていてすごくいい感じになっていた。
バイオリンだけでなく、フィメールボーカルとしての貢献度も高かったレイチェルさんが去ってしまったのは本当に残念でならない。
ライブでは当面サポートメンバーを擁するらしいけど、現在制作中で今年リリース予定の新作ではゲストに任せるのかそれともバイオリンは入らないのかが気になるところ。
ちなみにアメリカ在住のニックさんとスウェーデンのリカルドさんはリモートでのレコーディング参加とのこと。
Summer's Lease (Compilation Album)
その新作の前に、去年のクリスマスにコンピレーションアルバムの "Summer's Lease" が Bandcamp でストリーミング配信された。(Spotify や Youtube での配信はされない?)
このアルバムは元々結成30年記念として日本限定企画で2020年3月にリリースされたもので、CDが入手しづらい海外ファンにとっては嬉しいクリスマスプレゼントということになった。
内容はほぼこれまでにリリースした曲のベスト盤ということもあり(あと日本版は高いしw)スルーしてたんだけど、聴いてみたら予想以上に良くて、速攻でDLしたw
単なる寄せ集めみたいな安易な企画じゃなくて、いくつかの曲は新録版だったり、選曲や曲順とかも絶妙。少しなめて掛かってたw
ただ、ニックさん作曲の未発表曲 "Don't Forget The Telescope"(タイトルは望遠鏡のことを忘れたデビッドさんへの皮肉か?)だけがちょっと浮いてる感じがするのが個人的に唯一の低評価な点かも?(~_~;)
とはいえ、Summer's Lease は買って損はないと思う。私はCDは買わないけどw
さて、6月リリース予定?の新作を楽しみに待ちながら、それまではこれらの作品を観まくり&聴きまくろう。
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