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ひとりじゃない

2023/11/03
黄色い花

女子プロレスラーの木村花さんが22歳という若さで亡くなられたというニュース。

死因はまだ報じられてないけど、SNSで言葉の刃に傷つき自ら命を絶ってしまったらしい。

辛さや苦しみは当人にしかわからないので、こういう選択をしてしまったことに対して俺がどうこう言うつもりはないけど…

こういうニュースを見るたびに、何かのきっかけで踏みとどまることは出来なかったのかなって思う。

誰かのために、或いは自分自身のために生かされているんだって気づくことができれば…

そう思わなきゃ、俺なんて命がいくつあっても足りないよ。

そんなことをぼんやり考えながら、何気なく車で竹仲絵里のプレイリストを聴いていたら不意にこの曲が流れてきて、涙がこみ上げてきた。

竹仲絵里 - 花びら

今日もまた 咲き始めた 花が散っていく
太陽の光を避け 臆病な花達が

色を無くし 誰もいない アスファルトの影で
土へ帰る 最期の場所 見つめてる
本当に誰も 気づいてなかったのか
本当に誰も 止められなかったのか
最後に笑った あの日のことを思いながら…
水をかけてくれた あの人のことを思いながら…

これから来る “幸せ” を知らないまま
待ちきれずに 無駄にしてしまった花は

いつの日か また生まれて来る時に
本当に 幸せに なれるだろうか

踏まれても 冷たい雪に埋もれても
強く生きて 太陽を探して欲しい
ひとりじゃない ひとりじゃない 見えない土の下で
誰かの根っこが あなたに向かって伸びている
作詞・作曲: 竹仲絵里

(最後の “ひとりじゃない” “負けないで” のリフレインのところは、歌詞カードには書かれていません。)

また生まれて来る時、じゃなくて「今生きている時」に幸せになってほしい。幸せになりたい。そう願う。